ストーリー | 6 / 10点 |
作画 | 4 / 10点 |
キャラ・声優 | 8 / 10点 |
リアリティ | 6 / 10点 |
オープニング | 7 / 10点 |
BGM・音響 | 5 / 10点 |
エンディング | 6 / 10点 |
ハマり度 | 6 / 10点 |
ジャンル | 7 / 10点 |
総合バランス | 7 / 10点 |
総合得点 | 62 / 100点 |
月刊少女野崎くんのあらすじ
無骨な男子高校生の野崎梅太郎に恋をした女子高校生の佐倉千代は、ある日、勇気を振り絞って告白をするのだが、想いは上手く伝わらず、気が付くと彼のとあるお仕事をアシスタントとして手伝うことに……。男子高校生でありながら人気の少女漫画家である野崎くんを中心に、個性豊かなキャラクターたちが織り成す少女漫画家男子コメディー!
ジャンル | 学園、コメディ |
放送期間 | 2014年7月~9月 |
原作 | 椿いづみ |
アニメーション制作 | 動画工房 |
話数 | 全12話 |
視聴回数 | 2周 |
原作 | 未読 |
最終視聴 | 2024/02 |
月刊少女野崎くんの評価について
ストーリー|6/10点
原作が4コマ漫画なだけあって、しっかりと起承転結のある笑いが連続している。
片思い中の野崎くんに告白しようとしたら実は少女漫画家で、なぜかアシスタントとしてお手伝いすることになったヒロインの千代ちゃん。
千代ちゃんの友達の瀬尾ちゃんや、野崎くんのアシスタント御子柴くん、堀くん、若松くん、堀くんの演劇部の後輩の鹿島さん、そして担当編集の剣さんに、前の担当の前野さん、たぬきの都さん。どのキャラも魅力的なので、だれの話になっても基本的に面白い。
個人的には瀬尾ちゃん×若松くんコンビが、てぇてぇ。
こやつら早く結ばれろ。
野崎くんが少女漫画家としてネタを探したり、担当編集者と打ち合わせしたり、友人にアシスタントを頼んだりとする中で、デート回(デートではないが)やお泊り回(男子だけだが)、花火大会回があってストーリーとして上手くまとまっていて純粋に楽しめた。
十分面白さはあると思うけどコメディとして観ると、もう少し笑うポイントが欲しかった印象。平均以上だけど、秀でるものはなかったかなぁと思ったので6/10点。
作画|4/10点
作画に関しては見づらい点はなく、キャラの良さを引き出す作画だったと思う。
ただいくつか気になる点があった。
瀬尾ちゃんと若松くんが映画を観に行ったときのシーン。ポップコーンが急になくなったかと思いきや、また復活してた。隣の席のギリギリ見えないところに置いていた可能性もあるが気になりだしたら、とまらんくなった。
もうひとつ。
野崎くんの家の間取り。廊下左奥はキッチンがあるんだけど、ドアがあったりなかったり。そしてリビングのドアが押し戸だったり引き戸だったり。「1回気になりだしたら気になるから統一してくれ!」ってなった。
コメディアニメなので、そんな細かいこと気にするなと言ったらその通りだけど、野崎くんの家の中は物語でも大事な部分なので-1点で4/10点。
キャラ・声優|8/10点
キャラクター | CV |
---|---|
野崎 梅太郎 | 中村 悠一 |
佐倉 千代 | 小澤 亜李 |
御子柴 実琴 | 岡本 信彦 |
堀 政行 | 小野 友樹 |
若松 博隆 | 木村 良平 |
鹿島 遊 | 中原 麻衣 |
瀬尾 結月 | 沢城 みゆき |
宮前 剣 | 三宅 健太 |
前野 蜜也 | 小野 大輔 |
都 ゆかり | 川澄 綾子 |
鈴木 三郎 | 宮野 真守 |
マミコ | 三宅 麻理恵 |
主要な登場人物はそこまで多いアニメではない、各キャラにしっかりとした個性がある。悪目立ちしたり、冷めるキャラ、このキャラ出てくる意味あったか?と思う人は特にいなかった。
主人公の野崎くんがこの見た目で「夢野咲子というペンネームを持つ少女漫画家」というギャップですでに満腹だが、それ以上に周りのキャラが魅力すぎる。そのせいで主人公の野崎くんやヒロインの千代ちゃんが埋もれるほど。
まぁ本当のヒロインは御子柴くんだったわけだけど、、、
御子柴「俺が行ったら(合コンに)、その場の女全員が俺の虜になっちまうのに。あとで後悔しても遅いぜ☆」
御子柴くんはあまりにピュアでマミコなので、ヒロインでも異論はない。
御子柴「なんで、俺あんなこと言っちまったんだよぉぉぉ涙、合コンなんて行ったことねぇよぉぉ」
シュ、シュタルクなのか!?お前は!!
俺こんなに女々しくねぇよぉぉぉぉ…
あとは瀬尾ちゃんが可愛いのです。ヒロインより可愛いんだが
それぞれのキャラで番外編がつくれるほどなので、+3点。ヒロインちゃんにはもっと活躍してほしかったなぁ。
リアリティ|6/10点
自分がもし男子高校生の少女漫画家だったら「どんな設定で漫画を描くだろう」という想像をしてしまうような、入り込める展開になっていた。
ギャグよりのコメディなので、リアリティもクソもないけど「なんで急にそうなった?」という展開はなかったので、平均+1点で6/10点。
オープニング|7/10点
歌手 | オーイシマサヨシ |
作詞 | オーイシマサヨシ |
作曲 | オーイシマサヨシ |
編曲 | オーイシマサヨシ |
あの子が昨日 なんかすごく優しくて
(君じゃなきゃダメみたい)
こちらとしては そんなつもりないけど
(君じゃなきゃダメみたい)
いや バレてんじゃん ってか聞こえてんじゃん それ
(君じゃなきゃダメみたい)頭の中 お花畑だとか少女漫画だとか
もう なんだってどうだっていいそう 今すぐ君に会いたい
君に会って確かめてみたい
世界のことわり 愛の定義 幸せのカテゴリー
まだまだ君を知りたい
こんなセリフ 柄でもないけど
どんなに格好つけてたって始まりゃしない
君じゃなきゃダメみたい今ごろになって気づいたところでさ
(君じゃなきゃ意味がない)
明日も家の前 通るわけだけど
(君じゃなきゃ意味がない)
いや 分かってんじゃん ってか期待してんじゃん それ
(君じゃなきゃ意味がない)この際 噂話だとかご近所付き合いだとか
もう なりふり構ってらんないそう 確かに君しかいない
君だけにはありのままいたい
笑い転げたり 愚痴たれたり 泣きべそ強がったり
この世でただ一人みたい
自分でも笑っちゃうんですけど
他の誰かじゃもう満たされやしない
君じゃなきゃ意味がない散々迷って 壁に当たって
まるで心は君への迷路
考えすぎて 道が分かれて
右だ左だ 全部洒落くさい
もう なんだってどうだっていいそう 今すぐ君に会いたい
君に会って確かめてみたい
世界のことわり 愛の定義 幸せのカテゴリー
まだまだ君を知りたい
こんなセリフ 柄でもないけど
どんなに格好つけてたって始まりゃしない
君じゃなきゃダメみたい君じゃなきゃダメみたい
引用:君じゃなきゃダメみたい 大石昌良
聞けば分かる、ノリノリになれる曲。
歌詞にある「お花畑・・・御子柴くん(お花を描くのが得意なので)」「少女漫画・・・野崎くん」など、アニメを観ていたら分かるワードが散りばめられている。オーイシさんの曲は歌詞がイイ。
BGM・音響|5/10点
とくに印象に残るところもなく、可もなく不可もなし。
エンディング|6/10点
歌手 | 佐倉千代(CV:小澤亜李) |
作詞 | ヒゲドライバー |
作曲 | ヒゲドライバー |
編曲 | ヒゲドライバー |
反対の、反対の、反対の、反対の、反対の Fortune
本当の、本当の、本当の、本当の、本当の Heartいつもキミは裏表
「何を考えてるんだろう?」
今日も、横顔 ずっと見ていた一人で、気にして
せつないだけ「キライ」の反対の、反対の、反対の、反対の
そのさらに反対の 気持ちを伝えるのってなんだか難しい
キミの本当の、本当の、本当の、本当の
包み隠さない本音を 聞きたいだけなのに
今日もまた揺らいでる反対の、反対の、反対の、反対の、反対の Fortune
本当の、本当の、本当の、本当の、本当の Heartときどき やさしくなったり
急に冷たくなったり
いつも振り回されてばっかり…それでも気にしちゃうのは
なぜなの?「キライ」の反対の、反対の、反対の、反対の
そのさらに反対の 気持ちはなかなか言葉にできずに
だけど絶対に、絶対に、絶対に、絶対に
この感覚、ウソじゃないから
思い続ければ届くって そう信じてる結局、気まぐれ運勢も
どっちになったって
キミと一緒に迎えられたら
いいんだよ…「キライ」の反対の、反対の、反対の、反対の
そのさらに反対の 気持ちを伝えるのってなんだか難しい
キミの本当の、本当の、本当の、本当の
包み隠さない本音を 聞きたいだけなのに
今日もまた揺らいでる「キライ」の反対の、反対の、反対の、
引用:ウラオモテ・フォーチュン ヒゲドライバー
反対の、反対の、反対の、反対は……
千代ちゃん役の小澤亜李さんが歌うウラオモテ・フォーチュン。「反対の、反対の、反対の、」とか「本当の、本当の、本当の、」とかつい口ずさんでしまうスルメ曲(聞けば聞くほどハマる)。
確かにいいスルメ曲(聞けば聞くほどハマる)だとは思う。でも月刊少女野崎くんっぽさが少し少ないかなぁという印象。
ハマり度|6/10点
「原作:4コマ漫画」ならではの展開の良さが上手くいかされているアニメで、声に出して笑える話、くすっと笑える話、ラブコメ展開になりそうでならない話など、退屈させられなかった。
ただ話切りしやすいアニメだったので、もっと次回が気になるアニメ展開だったらなお良かったなぁという印象。
ジャンル|7/10点
ジャンル | 学園、コメディ |
ジャンルはコメディ。ラブコメだったら自分的には低評価だけど、コメディならしっかりと笑えるので評価は高い。
また学園ものとして、学校での話や野崎くん宅での話、部活動などしっかり出てきてバランスもいい。登場人物が少ない中、1年生から3年生までしっかりと出てくるのもよかった。
総合バランス|7/10点
ほぼ通しでグダることなく観れたし、1話に一回は笑えるシーンがあったのでバランスには優れていると思う。
そもそも4コマ漫画をアニメに落とすのはかなり難しい作業だったと思うが、それを違和感なく落とし込んでくれた動画工房さまには感謝しかない。2期がなぜないのか疑問レベル。
あえなく散る告白から始まり→花火大会での告白(これも散る)で終わる、この感じも大きな4コマ(2コマ)なような感じで気持ちよく見終えることができた。
月刊少女野崎くんの感想
初視聴は8年位前だったような。当時「こういうアニメもあるんだ!」と衝撃を受けた記憶がある。名字が野崎の友人が小学校から高校まで同じだったから、なんかシンパシーを感じて観たような。こっちの野崎は少女漫画は書かないガリ勉くんだったけど。
話は戻って…
最終回の最後、千代ちゃんが花火の音に合わせて野崎くんに、ギリ聞こえるか聞こえないかくらいの感じで「好きだよ」と告白するシーンがある。「どうしよう聞こえちゃった…汗?」と焦る千代ちゃん。
野崎くんも花火の音に合わせて千代ちゃんに返事をするシーンでエンディングに入る。
おい!何を言ったんだ!まさかこれで終わりか!?
と思っていたらエンディング後にCパート。千代ちゃんに顔を近づけキスをするのか!?と思ったら耳元で「俺も好きだよ」と囁く野崎くん。
ラストはラブコメ展開か!?と思ったら…
野崎「俺も好きだよ………花火」
花火かいっ!
そして笑う千代ちゃん。野崎「次のネタは花火だな」千代「うんっ!」でアニメは終了する。
ついついラブコメ展開を期待してしまいがちだけど、最後の最後までコメディを突き通してくれたのは嬉しかった。
千代ちゃんは野崎くん一筋だけど、一方の野崎くんは千代ちゃんに対して恋愛的な好意を全く示していないので、示していないというか示す描写がなかった。
でも千代ちゃんに対して「一緒に帰りたかった」と言ったり、一緒に花火を観たりしているところを観ると最後の口パクのところ、本当は「俺も好きだ」と言ってたのではないか?と妄想が膨らむ。
まぁこのシーンはアニオリらしいので、妄想程度に留めておこう。てなわけで月刊少女野崎くん、笑いどころありで、たまーにキュンとくるところありで楽しめる学園コメディアニメでした。